骨を強くしたい(身長を伸ばしたい)ならビタミンDと脂質をしっかり摂ろう!

歳を重ねた人の中で骨密度が低いと転倒した時に背骨の圧迫骨折や足を骨折しやすくなります。

逆に成長期にある10代だともう少し背を伸ばしたいけれど・・・なかなか思っているところまで伸びないな~、ってことも。

  • 骨密度が低いのをどうにか高めて骨折のリスクを下げたい!
  • 身長をあと数センチ伸ばしたい!

という時にできること。

それはビタミンDをしっかり摂取すること。加えて脂質をしっかり摂ることです。

脂質を摂るように!と言われると

  • なんだか太りそう
  • 脂っこくて食が進まない
  • 不健康になりそう

といったネガティブなイメージがあるかと思います。

でも実は正しく理解をして、適切に摂取すればむしろ身体の調子は上向きます。

き、き、気になる~という方、できるだけ簡単にまとめるのでぜひ最後まで読んでみてください。

もくじ

骨を強くしたい(身長を伸ばしたい)時どうしますか?

骨を強くしたい、身長を伸ばしたい!という時に必要な栄養素って何を思い浮かべますか?

なんとなく、イメージしやすい、思い浮かべやすいのはカルシウムではないでしょうか?

骨 = カルシウム

なんとなく、カルシウムを摂取すると骨が強くなりそうなイメージがあるかと思います。

確かにカルシウムは必要なので間違いではないんです。間違いでは。

カルシウムを吸収するには他に栄養素が必要なんです。

なのにその栄養素のことはあまり触れず、カルシウムだけが独り歩きしてしまっている。

なんとなく骨に良さそう、骨にはカルシウムが良いらしい、という情報だけが先行してしまっていんですね。

骨を強く、身長を伸ばしたいならビタミンDと脂質をしっかり摂ろう!

どうして骨を強く、そして身長を伸ばしたい時にビタミンDと脂質をしっかり摂る必要があるのか。

漠然と摂取するのではなく理解して摂取することが大事!

簡単にまとめていきますね。

どうしてビタミンDが必要なの?

ビタミンCは馴染みがあるかもしれませんが、ビタミンDも体内で重要な役割を果たす栄養素です。

ビタミンDには4つの役割があります

  1. カルシウムの吸収促進
    ビタミンDは腸管でカルシウムの吸収を助ける働きがあります。
  2. 骨の健康維持
    ビタミンDは歯や骨の形成、修復にかかわります。成長期や高齢の方は十分なビタミンDがあるかどうかが骨の成長や骨密度の維持などに大きくつながってきます。
  3. 免疫機能の調整
    最近の研究ではビタミンDが免疫系の調節に大きく関わっているとされています。
  4. 神経機能の支援
    ビタミンDは神経細胞の発育や機能にも重要な役割を果たします。不足すると認知機能の低下や神経障害のリスクが増加する可能性があります。

今回の記事のテーマでビタミンDの役割としては重要なのは①、②です。

簡潔に言えば、ビタミンDがカルシウムの吸収を助けます

つまり、ビタミンDが不足するとせっかく摂取したカルシウムが吸収されず無駄に

これが摂取したカルシウムがしっかり吸収されるためにビタミンDの摂取が必要な理由です。

どうして脂質が必要なの?

カルシウムの吸収にビタミンDが必要なのはわかったけれど、加えて脂質までも必要なのはなぜでしょう。

脂質も健康面で必要な栄養素で、以下の点で重要です!

  1. エネルギー源としての役割:
    脂質は体内で最も効率的なエネルギー源の一つです。脂質は1g/9kcalのエネルギーを供給します。
  2. 細胞の構成要素:
    脂質は細胞膜の主要な構成要素で細胞の健康を保ちます。
  3. 脂溶性ビタミンの吸収
    脂質は脂溶性ビタミン(A、D、E、Kなど)の吸収を助ける役割を果たします。
  4. ホルモンの生成
    脂質はホルモンの原料としても利用されます。
  5. 体温調節と保護: 脂肪組織は体温の調節や内臓器官の保護を助ける役割を果たします。

    適切な量の脂質を摂取することは、健康維持、促進のために重要です。

    カルシウムの吸収を助けるビタミンDは脂溶性のビタミンなので脂(あぶら)との相性が抜群。

    脂質と一緒に摂取するとビタミンDの吸収を助けてくれます。

    つまり、元をたどっていくと、脂質こそ実は不足してはいけない栄養素ってことです。

    気をつけたいポイント

    脂質の過剰摂取は

    • 肥満
    • 心血管疾患

    のリスク増加の可能性があります。

    そうはいっても脂質ってどんなものを摂れば良いの?

    カルシウムの吸収にビタミンDが必要なこと。

    脂との相性が良い脂溶性のビタミンであるビタミンDの摂取には脂質が大事!

    じゃあどんなものを摂れば良いの?っていう疑問が浮かびますよね?

    簡単な例を挙げますね!

    サラダチキンを食べるなら

    ヘルシーでたんぱく質が豊富なサラダチキン。問題なのはタンパク質が豊富でも脂質が無いこと。

    無いなら足せばOK!!

    サラダと一緒にサラダチキンを食べる際にはオイルたっぷりのドレッシングやマヨネーズをかけて食べるのがGOODです!

    ノンオイルのドレッシングは過度に脂質を摂りすぎているという人には良いかもしれません。

    そうでない人はできればノンオイルではなく、オイルの入ったドレッシングで脂質を摂取してみてください。

    ヨーグルトを食べるなら

    プレーンのヨーグルトでも脂肪0(ゼロ)がありますが普通のプレーンのヨーグルトを選びましょう!

    甘味が足らない場合ははちみつをかけたり、オリゴ糖をかけたりでOKです。

    とんかつならヒレよりロースを!

    とんかつは脂っぽいからロースよりヒレを食べる、という人も多いでしょう。

    でも、肉の脂がまさに脂質。とらないのはもったいないです。

    ロースをソースではなく、塩やおろしポン酢で食べればサッパリとしつつもしっかり脂質とたんぱく質が摂れますよ♬

    メモ

    ソースやみそだれには糖質が多く含まれます。

    ヘルシーそうなヒレを選んでも何をかけて食べるか、とても大事なポイントです!

    脂質不足はお肌の乾燥にもつながる?

    脂質が不足すると思っているよりも広範囲にわたって影響がありそうだ、ということにお気づきいただけたかと思います。

    が、さらに美容の面でも脂質が不足すると

    皮膚は皮脂によって水分が保たれて、柔らかくしっとりした状態に保たれています。

    ただ皮脂が不足すると皮脂腺から分泌される皮脂が減少してしまいます。

    その結果、

    • 皮膚表面の保湿能力が低下
    • お肌の乾燥
    • 炎症のリスク(皮膚が炎症を起こしやすくなる)

    といったことが起こるので過度な脂質カットはNGです。

    最後に

    歳を重ねると油を控えてできるだけさっぱりとしたお料理(いわゆる和食)に移行していきがち。結果それが脂質不足につながっていきやすい印象です。

    脂質という良くないイメージのある栄養素ですが、骨や内臓、お肌にとってとても大事な栄養素だということはご理解いただけたと思います。

    毛嫌いするのではなく適切な量をストレスなく摂っていくという食生活にしていきましょう!

    骨粗しょう症も骨の成長もキーになるのは「脂質」です!

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    この記事を書いた人

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