ジャンパー膝(膝蓋腱炎)って何?マッサージや鍼灸治療で治る?症状についてや治療方法について

ジャンパー膝(膝蓋腱炎)って聞いたことがある方は現在、運動している、もしくは過去に運動していた方だと思います。

スポーツをしている人に多いスポーツ障害の一つ。膝という場所なので痛み出すと結構、いやだいぶ気になる。

マッサージや鍼灸治療で痛みの緩和は可能ですが完全に治す!のが長引かせないためにはベスト。症状を知ってセルフケアに取り組みながら治療を受けるのがオススメ。

今回の記事ではジャンパー膝の症状や治療方法、セルフケアについてまとめました。

もくじ

ジャンパー膝(膝蓋腱炎)って何?

ジャンパー膝(膝蓋腱炎)は本格的に運動強度が増す高校生から大学生に多い疾患です。

様々なスポーツで起こる可能性がありますが、主にジャンプやランニングによって膝の曲げ伸ばしを繰り返すことで膝のお皿(膝蓋骨)の上下に痛みが現れます。

ここが痛かったらジャンパー膝かも?

以下の場所がじっとしている時でも痛かったり、押さえると痛い場合はジャンパー膝の可能性があります。

  1. 膝蓋骨の上(約20%)
  2. 膝蓋骨の下(約70%)
  3. 脛骨の膝蓋腱が付着する場所(約10%)

最も痛みを訴えるケースとして多いのが②の膝蓋骨の下です。

押さえると×の場所が痛みます

どんな人、スポーツをしている人に多い?

様々なスポーツがある中でジャンプや膝の曲げ伸ばしを伴う競技、

例えばジャンプで言えばバスケットボールやバレーボール。膝の曲げ伸ばしで言えばサッカーや陸上競技などで起こりやすい疾患です。

同じスポーツ障害でも成長期の小学生や中学生で起こることが多いオスグッド・シュラター病とは異なり、身体が出来上がった高校生から大学生に多くみられます。

プチ情報

元サッカー日本代表で活躍した内田篤人さんが長らく膝の痛みで悩み、苦しんだのがこのジャンパー膝です。

靭帯の断裂までいっていないものの、痛みがひかず手術を受けたものの完治に至らず。最終的に膝の痛みが引退のきっかけの一つになったそうです。

ジャンパー膝(膝蓋腱炎)の症状について

ここが痛かったらジャンパー膝かも、のところで紹介した場所に運動をする際に痛みが生じます。

客観的に腫れが目立つということはなく、自覚的に痛みが生じ、押さえた時に強い痛みがあります。

ジャンパー膝(膝蓋腱炎)の重症度について

学生のスポーツの現場では、運動していれば多少の痛みはつきもの。

だから少々の痛みがあってもプレイしていることがあります。ただ、痛みを早く取るなら早めに処置をしたほうが良いケースがあります。

頑張り過ぎた結果最悪の結末を迎えることがないようストップ(中止)させるのも大事なことです。

重症度レベル 症状
重症度Ⅰ 運動後に痛みを自覚するが、運動に支障がない
重症度Ⅱ 運動中・運動後に痛みがあるが、運動に支障がない
重症度Ⅲ 痛みが常にあって、運動に支障をきたす
重症度Ⅳ 膝蓋靭帯完全断裂

当店に来店されるスポーツを頑張る学生のケースでいうと、重症度Ⅱ or Ⅲ の場合が多いです。

重症度がⅢよりはⅡの段階で。ⅡよりはⅠの段階で処置を受けれると痛みが長引かず、運動を休む期間も短くてすみます。

マッサージや鍼灸治療で治る?治療方法について

ジャンパー膝はマッサージや鍼灸治療で痛みの緩和が期待できます。

施術を受けることで一時的に痛みが無くなることも。ただ勘違いしてはいけないのが

痛みがない = 治った! ではありません!

痛みが消えると治ったと勘違いして何も考えず100%の力で運動して、後に大きな怪我(ジャンパー膝の場合は靭帯断裂)につながるケースがあります。

あくまでマッサージや鍼灸治療は痛みの緩和だったり、筋肉の緊張緩和のためのケアの一つとしてとらえて、セルフケアにもしっかりと取り組むことが大事です。

ストレッチ

膝の曲げ伸ばしの繰り返しによって大腿四頭筋の柔軟性が低下しているのが痛みの原因でもあります。

そのため大腿四頭筋の柔軟性を上げる目的でストレッチを行います。

ご来店の際にやり方をお伝えします

筋力トレーニング

大腿四頭筋の筋力トレーニングを行います。

痛みがあるのにトレーニング?と思われるかもしれませんが、痛みのかからない方法でトレーニングをする方法があります。積極的に弱い筋肉を鍛えます。

メモ

休んだことで痛みが取れるかもしれません。

でも筋肉が痩せて筋力が低下してしまったら運動を再開した時に別の故障を起こすことにもつながりかねません。

そうならないためにトレーニングしながら治す必要があります!

キネシオテーピング

痛みがある、ないにかかわらず、予防的に行うテーピングです。

テーピングというと動かないように固定をするイメージがあるかと思いますが、キネシオテーピングは筋肉・腱・靭帯をサポートするものです。

まとめ

スポーツ障害の中でもご相談として多いジャンパー膝についてまとめました。

無理をしすぎると大きな怪我。そうならないためにも早めのケアを!

若い学生のうちはケアをすれば超人的な回復力で復帰も早い。無理をすると焦りも重なって治りが悪くなることも。そうならないように再発予防のセルフケアを覚えることも大切です!

当店ではマッサージは鍼灸治療など治療を行いながらも、運動を頑張る学生さんや運動愛好家の皆さんをサポートしたいと考えています。

ぜひお困りの方は気軽にご相談ください!

↓膝の下に現れる痛み通称オスグッドについてはこちら

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この記事を書いた人

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