QOL向上のためにフレイル予防に早めに取り組もう!
QOL(Quality Of Life)は生活の質のこと。
ではフレイルは?というと、簡潔にいえば年齢を重ねることで生じる衰え全般を意味しています。
QOL向上、あるいは維持していくためには衰え(フレイル)を緩やかに、そして予防していくことが大事です。
まずは知ることから。
自分の予防としてはもちろん、身近な人がフレイルの状態にとどまらないためにも気にかけてあげるポイントをまとめました。
QOL(Quality Of Life)について
クオリティーオブライフ(QOL)はこれまで医療や福祉の分野で耳にすることが多かったワードです。
今まで立って歩いていた人が転倒して骨折したことで車いす生活になってしまったとしたら、これはQOLが低下したということになります。
必ずすべてはそうなるとは限りません。
近ごろ使われるのが
- 長時間の遠距離通勤はQOLを低下させる
移動時間がもったいなくてQOL(生活の質)落としているよね? - QOLを向上させるために電車通勤を徒歩通勤に変えた
電車から徒歩に変えたことで運動負荷が上がってQOL上がってる!
といった感じで日常的にQOLというワードが使われています。
フレイルって何??
分野にもよるかもしれませんが、近ごろフレイルというワードをよく耳にする機会が増えてきました。
何なのか?というと、フレイルは
筋力が衰え、疲れやすくなったり、家に閉じこもりがちになるなど、年齢を重ねることで生じる衰え全般を意味しています。
- 屋外がとても過酷な環境(暑い夏や寒い冬)だと家に閉じこもってしまう
- どちらかというと屋内で過ごす時間の方が好き
- 運動が苦手
という方は年齢に関係なくフレイルの状態にあるので注意が必要です。若いから大丈夫・・・というわけではありませんよ!
簡単にイメージするとフレイルはこんな感じ
とくに日常生活を送るのに不安がなく健康で自由に好きなことを好きな時にできる状態にある人 と 自分ひとりでは日常生活を送るには不自由で介護してくれる人がいないと不便という人。
フレイルの状態というのは、健康だけれど介護が必要なほどではないがちょっとふべんな生活を強いられている状態です。
下図の、一人で歩けるけれど杖をつかないとちょっと不安という人、というのがフレイルの状態です。
フレイルの原因
フレイルはインドア派でもともと家で過ごすことが多い人やそれ以外にも
- 加齢に伴う様々な心身の変化
- 社会的な変化(仕事をリタイア)
- 環境的な要因(夏の暑さ・冬の寒さ・花粉)
などが重なって起こることがほとんどです。
これらが影響し、フレイルの状態になり、この状態が続いてしまうとさらに虚弱な状態に。
運動をしないと筋肉量が減ってしまう!筋肉量が減ると歩くスピードが遅くなったり、不意な動きに対応できず転倒して骨折
→寝たきりに
QOLも低下し、フレイルに…
早ければ早い方が良いフレイル予防
衰えてから、よりも予防するなら早いに越したことはありません。あの時、筋トレしていればよかったと後悔する前に始めましょう!
筋肉が減ってから取り戻すのはとても大変です。筋肉が減る前に減らないように日頃から少しずつトレーニングをするのがとても大事です。
10代・20代と違って50代以降の身体は筋トレをしてもすぐには筋肉はつきません。時間が必要だからこそ、早めの行動を!
- 適度に運動習慣を身につける
- バランスの良い食事をとる
特に加齢とともに食が細くなりやすい!食べる量が減ればそれだけ必要な栄養素も摂取できず栄養不足状態に。
適切に食事をとりつつ、足らない部分は栄養補助食品に頼るなどの工夫が大事です。
社会とのつながりを持つ
年を重ねると人との関わり合いが希薄になってきます。なんとなく一人でいることが楽になったり。
とはいえ、人とのかかわりを保ち続けることは身体的・精神的心理のフレイル進行予防につながります。
家族や友人、知人と食事をしたりおしゃべりをする機会を持つことは身体的・精神的・社会的フレイルの悪循環を断ち切るという点でとても大切!
人との関わりが希薄になっている人ほど、人とのかかわりを煩わしく感じていることも。でもどこかしらに一人でいることの寂しさもあったりします。
身近に一人で過ごしている、という人がいる場合は自分とその人のフレイル予防だ!という風にとらえて行動を起こしてみましょう♪
施術を受けることもフレイル予防に!
特につらいところはないけれど施術を受けておく、というのもフレイル予防になります。
特につらいところはないけれど・・・という方ほど、もっと良くなっていただけるようにサポートさせていただきます!
自分一人で考え込みすぎてしまう前に、ぜひ気軽にご相談くださいね!