卵は1日1個まではウソだった?大谷選手は毎食3個以上食べている!
卵は必須アミノ酸が豊富に含まれている栄養豊富な食品!ということは、なんとなく皆さんもご存じだと思います。
でもコレステロールが上がるから1日1個までにしないといけない、ということもなんとなく一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
でも実はそれに根拠はなく、むしろ1日1個食べると心血管疾患のリスクが下がるとも言われています。
記憶に新しいWBCで活躍したMLB(エンゼルス)所属の大谷翔平選手は毎食ゆで卵を3個以上食べているんだとか。
そんな様々な情報の飛び交う卵を食べるメリットとデメリットについて調べてみました!
卵は1日1個まではウソ
コレステロールが上がるから卵は1日1個まで!と昔からきつく言われて育った、なんて人も多いのではないでしょうか?
これは1970年代に行われていた研究がもとになっています。ただ最近の研究ではコレステロールを多く含む食品を食べても血中コレステロール値には影響がない、と報告されています。
そのため目標量は「十分な科学的根拠がない」とされ、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」が2015年に改定。
コレステロールの目標量(上限)の記載が無くなり、卵は1日1個まで、という縛りから解放されました。
大谷選手はゆで卵を毎食3個以上食べている!
WBCが終わって帰国した中日ドラゴンズの高橋宏斗選手が大谷選手がゆで卵を毎食3個以上は食べていたとテレビ番組で話していたのを見た、聞いた方もいるのでは?
アスリートにとってたんぱく質を摂取する、というのはとても大事。サプリメントなどで摂取も必要ではありますができれば食事で摂取がベスト。
栄養学的な視点で栄養補助もしながら、ゆで卵でたんぱく質を摂取していると考えられます。
同じく大リーガーのダルビッシュ有選手もたんぱく質摂取もかねて以前からよくゆで卵を良く食べているそうですよ!
卵の栄養素について
卵1個(全卵50g)あたりの栄養素は
- エネルギー:76kcal
- たんぱく質:6.2g
- 脂質:5.2g
- 炭水化物:0.2g
- ナトリウム:70mg
- カリウム:65mg
- カルシウム:26mg
- マグネシウム:6mg
- リン:90mg
- 鉄:0.9mg
- 亜鉛:0.7mg
- 銅:0.04mg
- マンガン:0.01mg
- ヨウ素:9μg
- セレン:16μg
- モリブデン:3μg
- ビタミンA:75μgRAE
- ビタミンD:0.9μg
- ビタミンE:0.5mg
- ビタミンK:7μg
- ビタミンB1:0.03mg
- ビタミンB2:0.22mg
- ナイアシン:0.1mg
- ビタミンB6:0.04mg
- ビタミンB12:0.5μg
- 葉酸:22μg
- パントテン酸:0.73mg
- ビオチン:12.5μg
です。こんなにも栄養素がつまっているだなんて驚きですよね!さらに卵はアミノ酸スコアが100なので良質なたんぱく質がとれる食品といえます。
アミノ酸スコアは食べ物に含まれる「タンパク質」の量と「必須アミノ酸」がバランス良く含まれているかを数字で表した指標となるものです。
最後に
今回の記事では、必ずしもゆで卵でたんぱく質をとらなければいけない!というわけではないですが、あくまで効率よく摂取できる食品なら卵がおすすめという提案。
育ち盛りのお子さんのおやつに甘いお菓子、よりは時々ゆで卵なんかも良いかと思います。大人も小腹が空いたらゆで卵を食べるというのもあり!
現代人はたんぱく質の摂取量が非常に不足している、という点から何で補給するか。ストレスなく卵から摂れる人は取り入れてみるのも良いと思います。