積もり積もった睡眠負債は身体にどんな悪影響を与える?
毎日のたった数時間。1時間、2時間も1年、2年いや10年、20年と月日の経過とともに大きな数字になります。
そう、その大きな数字というのが「睡眠負債(すいみんふさい)」です。
負債とつくとなんだか嫌なイメージがありますよね?そうなんです。睡眠も単なる睡眠不足ではなく、不足した状態が続くと身体に悪影響が現れます。
今回の記事では睡眠負債についてや、睡眠不足が続くことで起こる身体の不調についてまとめていきます。
なんだか眠りが浅くて睡眠不足気味、という方はぜひ読んでみてください!
知らず知らずのうちに溜まる睡眠負債とは
知らず知らずのうちに溜まってしまう睡眠負債とは、睡眠が不足することで身体や心に少しずつたまっていく「負債(借金)」のようなものです。
例えば、毎日8時間寝るのが理想だとしたら、6時間しか寝ない日が続くと、毎日2時間分の「睡眠の借金」がたまっていきます。
例えば2時間の睡眠負債を1年ためていくと1年で720時間。約30日分起きていることになりますね。
世界一睡眠負債を抱えている日本人
2021年の調査によれば世界協力開発機構に加盟する33か国中、日本はワースト1。
加盟する33か国の平均睡眠時間が8時間28分なのに対して、日本人の平均は7時間22分と約1時間短い!
睡眠不足に陥ると日中のパフォーマンスが低下すると言われており、日本人の睡眠不足による経済損失はなんと15兆円という試算も。
メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手はパフォーマンス向上のために睡眠は欠かせない、と睡眠を大事にしていることで有名です。
実際に大谷選手のこれまで積み上げてきた成績や、活躍ぶりをみると睡眠がいかにパフォーマンスに影響するかを物語っていますね。
睡眠負債が身体に与える悪影響について
知らず知らずのうちにためてしまう睡眠負債という借金は、身体や心に負担をかけて、日々の生活に悪影響をもたらします。
以下のような悪影響があります
- 集中力や記憶力の低下
授業中に集中できなくなったり、覚えたことを忘れやすくなります - 体の免疫力が下がる
風邪をひきやすくなったり、体がだるく感じることが増えます - 気分が不安定になる
イライラしやすくなったり、気分が落ち込むことが多くなります - パフォーマンスの低下
スポーツや勉強の成績が下がることがあります。
学生時代の定期試験前なんかに暗記しようとしても睡眠不足が続くとなかなか覚えれなかったな~とか、睡眠不足の時って寝ても身体の疲れが残ってる、という経験ありませんか?
インフルエンザや風邪が流行する時期、感染した時はそういえば睡眠不足気味で免疫が下がっていたのかも・・・。
少なからずだれしもが睡眠不足によって起こる身体の悪影響を体感されていると思います。
そう!だからこそしっかり睡眠時間を確保することは大事なんです。
寝だめで睡眠負債は完済できる?
睡眠負債を減らすためには、基本は十分な睡眠を毎日とることが大切です。
仮に、平日に睡眠不足になった場合は、週末にまとめて寝て負債を返すこともできます。
が、しかし!それだけでは完全には回復できないことがあるので、日々の睡眠を大切にすることが大事です。
国立精神・神経医療センターの研究によれば1時間の睡眠負債を返済するのに4時間の睡眠が必要とされています。
1時間の負債を返済に4時間も必要なると、もはや完済は困難ですよね?
つまり!負債をためない生活リズムを確立することが大事!
睡眠負債を減らす方法は?フラット鍼灸院でできること
睡眠負債を減らす方法は寝る!というところにつきます。
ですが現代人、常に緊張状態で生活をしている、という人であふれています。
そんな緊張状態ではなかなか良い睡眠にもつながりません。
フラット鍼灸院にかぎらず、ご自身が施術を受けてリラックスできる、脱力できるような心地よい施術を受けると結果それが良い睡眠につながります。
当店のコンディショニングコースなどの施術は、全身の調子を整える施術を定期的に受けていただくと身体の緊張状態を緩めて睡眠の助けになると考えています。
良い睡眠、睡眠負債を減らしたいなど睡眠でお悩みの方は気軽にご相談くださいませ。
最後に
朝は明るく、夜は暗い。屋内の蛍光灯やスマートフォンやテレビなどの明るい光は夜の睡眠の妨げになります。
睡眠の質を高めるために、蛍光灯を夜は暖色にしたり、寝る前にスマホやテレビを見ないようにするといった工夫もしてみると良いと思います。
特にスマホを枕元に持っていきがちな人、多いと思います。
まずは枕元から1m遠ざける→2m遠ざける→寝室の外に置いておく
といった感じで段階的に枕元に置かないようにできるとGOODです!ぜひやってみてください♬